東京
2019年3月18日
住み慣れた街を離れて東京に住み始めた。今日で1ヶ月。
それまでに特にドラマチックな出来事などは無かったのだけれども、17年間一緒にいた実家の猫が急に死んでしまったのはショックでした。
仕事関係で東京にやってきたのに、契約のことを色々考えると出社する必要が無さ過ぎたのでだいたい家にいます。
練馬区。最寄り駅から歩いて20分ほど、築30年2DKで63000円。
隣の部屋の声とかは聞こえないけど、上階の水道を使う音や足音は聞こえる。
目の前は道路なので朝方や夜は車の走行音がちょっと気になる。
でも、それも慣れた。
今のところ隣人トラブルとかは起きなさそうで一安心。
大学生の時は下宿してる友達の家でひたすらバカ騒ぎしていたのだけど、今考えるとあの頃の友達の隣人たちはよく耐えられていたな。
僕なら確実に警察を呼んでいる。
料理はよくしている。というか、毎日の献立に変化をつけるくらいしか日々に彩りがなくてそれも問題かもしれない。
24時間ずっと家にいる日が続いているので、気づけば声を出してないとかザラです。
見れてなかったドラマや映画やアニメを見たり。本を大量に買ってきて消費したり。
もちろん、それなりに仕事もしていますよ。
文章を書いて、それで毎月そこそこの給料を貰えるというのはとても幸せなことなのかもしれない。やり甲斐があるかどうかは微妙なところなのだけれども、とりあえずフットワークはめちゃくちゃ軽いしね。
上京前はライブめっちゃいける!と思ってたけど、よく考えたらcinema staffとTHE BACK HORNのツーマンを見に恵比寿に行ったのと(どちらも素晴らしいステージだった)、ツタロックに遊びに行ったくらいだな。(一日中とても楽しかった。KEYTALKがとても良いライブをしていてDOPING PANDAの在りし日を思い出した)
友達のバンドが今でも第一線で活躍しているというのは、本当に嬉しい。
自分の分まで頑張ってくれ!という気持ちは特にないのだけれども(そもそも、僕自身バンド活動で頑張れたという想いはあまりない)願わくば彼らがスピッツやミスチルみたいにずっと続く奇跡みたいなバンドになれたらいいな。
今日はLA LA LANDを久しぶりに見返した。
何度見ても本当に古典的な作品だと思うのだけれども、男女が出会い、仲を深めて、そして決別をするということをこんなにドラマチックに描けるのは本当に凄い。
最終的にどちらの夢も叶ったけど、それでもふたりで一緒にいることはできなかったというのは切ない。でも、どちらかが妥協していた場合はどっちかの夢は叶わなかった可能性があるから。
セブがバンドに加入しなければ店を開くことができなかったかもしれないし、バンド活動に勤しむセブをミアが肯定したら女優業は諦めざるを得なかったかもしれない。
そんなたくさんのもしもが散りばめられたラストシーンも好きですね、やっぱり。
人生に於いて選択は重要だけど、全部終わってみないと分からないことも多々あるのが厄介だ。
ひとまず会いたい人がいて、行きたい場所があるなら早めの行動を心掛けないとダメだよね。
wowakaさん、松原さんの訃報があったことでより強くそう思うようになった。
今日元気だったとしても、明日も同じように元気でいられるとは限らないんだぜい。
まあ、そんなこんなの長文でした。
読んでくれてありがとう。
Ultra / FINLANDS
「あなただけは忘れないでね 一夜の夢のように幸せだったこと
赤い花を贈るような 心の終点をなんと呼びましょう」
良い歌詞だ。