首都封鎖という言葉はカッコいい

大変なことになった。

 

いや、実際まだまだ諸外国と比べると大変なことになる前なのだけど、このままだとどう考えても同じようになるのは目に見えてる。

土日の外出自粛を受けて大多数の人間は家にいるのだけど、正常性バイアスがゴリゴリに作用している人たちは、何事もなかったかのように外に出る。

むしろ、人が少ない今がチャンス!とばかりに出かけていって、感染を広げていく。

絶対にそういう人たちはいなくならないし、二週間後はたぶんドイツやイタリアみたいに外出禁止令が出るんだろうなあ。と思っている。

そもそも自粛要請って言葉が意味不明すぎる。自粛って自分の意志で完結するものだろ。

 

その前に兵庫帰ってこいとも姉からは言われるのだけれども、自分が健康保菌者の可能性を考えると、幼子がいる実家には帰れないし、もうこうなったら家で大人しく仕事をして、本を読み、映画を見たりするしかない。

しかし、これまでは別にひとりで過ごすことに不便を感じなかったのだけど、こうして会いたい人には会えず、触れたい音楽に直で触れられない状況がこんなに辛いものだとは。

何よりも終わりが見えないことが辛い。

きっと世界の終りもこんな風に味気ないかんじなんだろうなあ。

 

閑話休題

 

さて、ここ最近は一週間の行動記録を記せないほどに家から出ていない。

最後に人と会ったの3月16日。今は遠い昔の話のようだ……。

今週はWACKという音楽事務所(BiSHが所属しているところ)が開催しているオーディション合宿6泊7日完全生中継を食い入るように見ていた。

簡単に言うとアイドルになりたいという想いを抱えた女子たちが、ダンス、歌の課題をこなしていくのだけど。それだけでは語りつくせないドラマが発生する。

一日の終わりには数名の脱落者が発表され、また涙、涙の日々。

こういう風に人が変わっていくところをリアルタイムで目撃できるというのは、とても貴重なことだし、候補生の女の子たちはだいたい10代後半~20代前半なことを考えると、すごすぎてビビる。

とはいえ、このオーディションは見ていない人からすると別に面白い話題ではないので、この話はここら辺で終了。

(まあ、そもそもこのブログも15人にしか見られてないけど)

 

あとは本を読んでいますね。

この前、竹宮ゆゆこさんの[いいからしばらく黙ってろ]を読んでからハマっているので[砕け散るところを見せてあげる]を読んだのだが、これはマジですさまじかった。

映画化もするらしいけど、どうやって表現するんじゃろかと思った。

ずっと大好きな辻村深月さんの未読分[家族シアター][東京會舘とわたし][クローバーナイト]も読んだ。

どれも素晴らしく、特にクローバーナイトは家族ならではのトラブルに胸が苦しくなった。

あなたのためを思って意見している私は、絶対的に正しく、間違っているはずがない。という意見も愛ゆえのものかもしれないけど、それにより傷つく人がいる。

 

まあ、そんなこんなで先行き一切見えない情勢ではありますが、乗り越えた先には明るい何かが待っていると思って生き延びていきましょう。

手洗いは30秒間、うがいはガラガラとすすぎを各三回ずつしましょう。

 

ラズロ、笑って / the cabs

「記憶を思いやることは許されない」と言う